英語は教科ではない!

現在、英語の一対一のプログラムを取っています。

最初のクラスで、僕の英語の先生がこう質問してきました。

 

「Ken, 英語に敬語はある?」→「No」

「Ken, 英語に建前はある?」→「No, 本音だけでしょ?」

「Ken, 英語に空気を読むはある」→「No! (自信をもって)」

 

そして、先生が「Would you, Could you」の説明をしてくれました。

僕は、それらはただの基本的な文法の助動詞であって、英語の謙譲語、尊敬語、丁寧語の概念すら考えたことはありませんでした。

その後、僕の先生が「地球には198カ国があるよね。もし本当に日本語だけが敬語、建前、空気を読むがあると思っているのなら、それはすごく傲慢なことで、他の文化を見下しているようにも聞こえるよ。Ken。」と。

 

英語をただの文法や単語、覚えるべき「教科」として捉えているから、僕の英語が貧弱でリミットのあるものだと教えてくれました。日本語にも敬語という文化があるように、本音と建前の文化があるように、腰が低い文化があるように、英語にも言語の中に文化があります。英語を教科として捉えるのではなく、一つの文化として捉えて学ぶことが大切だと気付かされました。これから留学へ行こうと考えている方、これは考慮に入れておいてください。語学学校や英会話は、英語を「教科」として教える場所です。

日本式の英語とリアル英語(カナダに来てからの僕の目から鱗)

How are you?

I am fine, thank you and you?

 

ここカナダで、誰もそんな風に挨拶はしません!

一度もその挨拶を聞いたことはありません!

 

僕が日本にいた頃、よく独り言英会話をしたり、映画やドラマをNetflixで見ながらシャドーイングをしたりしていました。単語の詰め込みをしたり、中学、高校英語をやり直そうと英語復習本を買ったりもしました。いろんな英語系Youtube(日本人のものもネイティブスピーカーのものも両方)を見ながら勉強したり、洋楽を聞いて歌詞を覚えたりもしました。さらに、教員時代には英会話にも週一で通いました。1年間。英会話の教室では、ネイティブの先生と話す機会もありました。留学直前には、留学エージェントでTOICE英語の勉強も見てもらいました。

そして、太平洋を超え、カナダの国境をまたぎ、バンクーバー(YVR)の空港に着きました。その時は、自分は英語を楽しむことができて、カナダ人の友達を作って、そして仕事も簡単に見つけられるだろうと思っていました。カナダに行くために、あれだけの時間とお金をかけて英語の準備と努力をしたらそう思いますよね?

 

僕は完全に間違っていたんです!!!

 

カナダ初日、言語とカルチャーショックは僕を襲っただけでなく、ほぼ殺しにかかってきました。日本で描いた自分の英語力と現地カナダでの実際の英語力は180°逆でした。僕の英語力は全く役に立たなかったのです。空港の入国審査からもう生の英語です!正直テンパりました。

実際、簡単な文章すら途切れることなく話すことができませんでした。クラスやホームステイ先で自分の気持ちや考えもうまく表現できませんでした。日本語を話すときは、大人の感覚で話せますが、英語を話すときは、自分は5歳児のような感覚でした。僕の英語は最悪でした!僕が日本でやっていた英語は全て英語ではなく、実際に英語圏に行ったことのないただの男の日本式の英語でした。

 

短く皆さんに伝えます。

僕の間違いは何だったのか。僕の最大の罪は何だったのか。

恐らく僕だけではなく、多くの留学、ワーホリ準備の人の間違いは何か。

 

シャドーイングはINPUT

詰め込むはINPUT

復習はINPUT

YoutubeはINPUT

英会話の先生の話を聞くのもINPUT

独り言英会話もINPUT

 

カナダに来る前に、僕はOUTPUTを全然やってこなかったんです。

ただ受け身で見て、聞いて、頭の中で想像して、英語をINPUTするだけだったんです。そこで実際に何かを自分で生み出したことはありませんでした。

 

これが僕の結論です。

 

日本の英語教育はINPUT文化であり、INPUT教育です。

日本での英語の目標もINPUTです。あくまでテスト向けの英語学習です。

英検やTOEIC、受験など。

僕は愚かでした!僕は世間知らずでした!

僕は、多くの年月を英検やTOEICのためのINPUTに注ぎ込みました。それが、カナダ留学の英語準備にもなると思い込んでいたんです。多くの年月を英検やTOEICの点数なんか気にしない英語圏での留学のために注ぎ込みました。英語圏でみんなが気にするのは、OUTPUTです。

 

カナダにいた数ヶ月、英語は単なる「勉強科目」と捉えていました。しかし、周りの誰もそのように考えていません。なぜなら、誰もが英語を日常生活のツールであると考えているからです。だからこそ、早く、スムーズに、そして自然に使っています。英語は、言語です。英語は文化です。

日本の英語とリアルな英語は全く同じではありません。全然違います。Trust me! 僕はカナダに住んでいる日本人です。

バンクーバー留学についてブログを始めます!

富山県出身の27歳です。

大学生の頃は愛知県に4年間住んでいました。

大学卒業後は、富山の小学校の先生として4年間働きました。

小学生の頃から海外の方と接することが好きだったことと、コロナ禍での休校中に英語の勉強を始めたことをきっかけに、ホテルや空港などのホスピタリティ系の仕事に興味が湧き、転職と留学を考え先生を辞めました。

小学校の先生を辞めた後は、ホスピタリティの経験を積むために富山のホテルで1年間アルバイトをしました。

その後、カナダのバンクーバーのcollegeでホスピタリティについて学び、インターンシップをするため、バンクーバー渡航しコープ留学をしています。

現在は、テニスクラブでインターンシップをしています。

趣味は、ゴルフと映画・ドラマ・アニメ鑑賞です。

 

カナダでの経験や英語の学習について発信していく予定です。

よろしくお願いします。